我的书包

【亭主元気で留守がいい】全一

+A -A

情けなさもあったにせよ、决して根无草のようなものではないと思う。

    &esp;&esp;というのは、先週、帰ってくるたびに、あの人はよく元気がなさそうに见えたからだ。

    &esp;&esp;あれほど疲れていたのだから、最近の数件は絶対に祓除任务ではなかったと确信できる。

    &esp;&esp;それは祓う仕事からの疲れとはとても见えないが、祓ったれ本舗のせいだと思っていたのだ。だって、「たまにはさー、僕のかっこいい姿を撮られるのは嬉しいけど、毎日めっちゃ撮られたら、どう考えても、絶対クソ退屈だもん!!」とご本人がおっしゃっていたから。

    &esp;&esp;あれほど静かだったので、心配なのは、ひょっとすると、あの人もちょっと不安を感じているのかもしれないということだ。

    &esp;&esp;何しろ时间が経つにつれて、例の一〇五大灾难の引き金となった出来事が、また繰り返されようとしているのだから。

    &esp;&esp;もちろん、あの人はそんなことを口に出すはずもない。

    &esp;&esp;ちゃんと打ち明けてくれればいいのに。

    &esp;&esp;きっと抱きしめてあげるから、絶対好きなだけ慰めてあげるから。

    &esp;&esp;素直にしてくれればいいのに。

    &esp;&esp;あの人の不幸をきっかけに、堂々と近づけることをこっそり喜んでしまうのは、あまりにも卑劣なことだと思うが。それでもいつも许してくれてありがとう、だいすきだ。

    &esp;&esp;とにかく、耻ずかしがり屋は元々そういうものなのだ。

    &esp;&esp;亲密に扱われていたからこそ、かえって耻ずかしくて直视さえできず、思い出したり、かき残したりすることがとてもできなかった。だから、本来ならこれ以上かき続けるつもりはなかったが。正直にいうと、今でもとても耻ずかしくて、なかなかかきづらい気がしている。

    &esp;&esp;ところが、9月1日にとんでもない出来事が起き、完全に気が変わったのだ。

    &esp;&esp;一昨昨日の夕方。半信半疑のまま、あの人に电话をかけてみた。

    &esp;&esp;信じられないことに、コール音が鸣り始めてすぐ、すんなりと出てもらえたのだ。

    &esp;&esp;予想通り、相変わらず「ん、ん」と、相手は适当に相槌を打ってくれた。多分、また话しにくい状况だったのだろうが。

    &esp;&esp;しかし、あの人、电话口で、口ずさんでいたのだ。

    &esp;&esp;なんとなく闻き覚えがある気がしてきた。头の中でメロディーを探してみると、すぐに思い出し、つい半フレーズほど口ずさんでしまったが。そのときこそ、やっと曲名に気づいた。

    &esp;&esp;「それ、『テイク&esp;ミー&esp;バック』かしら。」と寻ねてみた。

    &esp;&esp;相手は「うん」と返事してくれた。

    &esp;&esp;「…じゃ、『テイク&esp;ミー&esp;バック』ってどういうつもり???」と繰り返して确认し、「迎えに行かせるってこと?」

    &esp;&esp;すると、向こうからかすかな笑い声が闻こえ、少し间を置いて、「うん!」とはっきり返事してくれたのだ。

    &esp;&esp;「ゆっくりでね」と言ってくれてから、あの人は电话を切った。

    &esp;&esp;そこで车の键を手に取り、すぐ家を飞び出していった。到着した时、スリッパのままであることに気づいた。だが、これは仕方ないことだ。うちのパパがすでに助けを求めているのだから。夫が迎えに来てほしいと思っているのだから。

    &esp;&esp;その时の気持ちは、まるで以前保育园から「スズメがママを探してて泣いているよ」と初めて电话を受けた时のようだった。不甲斐ないママは一刻も早くうちの子を抱きしめたくなり、不器用な妻は自分の夫をすぐに连れ帰りたいと愿い、一秒たりとも待てなかった。

    &esp;&esp;目的地は远い、巨大な会场だった。

    &esp;&esp;大きな正门は闭ざされていたが、横にある侧门は键がかかっていなかった。力を込めて押し开けると、中には案内板があり、小走りで向かうべき会场へと进んだ。

    &esp;&esp;ロビーには様々な物音が闻こえていたが、気にしなかった。ただ、思い切り大きな音を立てて、両开きのドアを押し开けたのだ。

    &esp;&esp


【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】【13】【14】【15】【16】【17】
如果您喜欢【我的书包】,请分享给身边的朋友
">